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【知財コラム】「弁理士による知財コラム」(粕川弁理士:第80回目)

特許異議申し立て制度について(粕川弁理士)

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-粕川敏夫弁理士のプロフィール-
日本弁理士会 元副会長(2015年度)。粕川特許事務所代表と、
特許・商標コンサルのメキキ・クリエイツ株式会社専務取締役。
経営者のアイデアや事業を知的財産に高めるプロ。

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/
(知財に関する相談は粕川先生へ問合せください)
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<特許異議申し立て制度について>
特許が認められた際に、
「そんな特許認めてもらっては困る!」と言って、
相手の特許を取消、無効にする制度として、
特許異議申し立てと特許無効審判という2つの制度があります。

特許異議申し立て制度は、
一度制度として亡くなったのですが、
新たな制度となりました。

特許異議申し立ては、
特許の公報が発行されてから6か月間に誰でも証拠を示して、
特許の取り消しを求めることができる制度です。

このような制度が認められているのは、
審査の過ちがあった場合は早期にそれを改めて、
権利を安定的なものにするための制度です。

特許無効審判は、利害関係がある人に限られますが、
この場合はいつでも請求できます。

これに対して、特許異議申し立ては、誰でもできる代わりに、
6か月間と短い期間に限られています。

現在、年間(2018年1月から12月)で1214件の申し立てがされ、
年間で約49件が取り消されています。
(まだ審理中のものもありますので参考まで)

まだまだ件数は少ないのですが、
是非こんな特許が認められては困るといったことがある場合には、
このような制度を利用するとよいと思います。


≪粕川敏夫弁理士のご紹介≫
「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 

昭和45年:新潟県出身
平成 4年:大学在学中、弁理士試験合格(弁理士登録10387)
平成 5年:日本大学法学部法律学科卒
     :石橋特許事務所入所 弁理士登録
平成 7年:エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社 入社
     :総務部知的財産室 勤務
平成12年:東京理科大学工学部電気工学科卒
平成13年:粕川特許事務所設立 所長
     :メキキ・クリエイツ(株)取締役就任
平成20年:日本弁理士会 執行理事
平成22年:多摩美術大学非常勤講師
平成27年:日本弁理士会副会長

《企業在職中》  
平成10年:日本知的財産権協会マルチメディア・ソフトウェア委員会委員
平成11年:日本知的財産権協会特許第2委員会委員
《弁理士会》  
平成15年:日本弁理士会ソフトウェア委員会副委員長
     :日本弁理士会知的財産支援センタ第2事業部副部長
(高知県「知的財産戦略セミナー2003」を担当)
平成19年:日本弁理士会常議員
     :日本弁理士会著作権委員会委員
平成20年:日本弁理士会執行理事

《著書》
「ソフトウェア特許-ソフトウェアは特許になるか?-」
(情報処理学会Vol.39 No.05 – 008 共著)
「システム関連製品における特許侵害問題」(知財管理、共著)
「高真空スパッタによる微細孔の埋込 」(電気化学会Vol. 69. No. 10, 2001)
「デザイナー・クリエイターのための著作権マネジメント術」(オンブック出版、共著)

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 







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