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【知財コラム】「弁理士による知財コラム」(粕川弁理士:第81回目)

インスタントラーメンと特許・商標(粕川弁理士)

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-粕川敏夫弁理士のプロフィール-
日本弁理士会 元副会長(2015年度)。粕川特許事務所代表と、
特許・商標コンサルのメキキ・クリエイツ株式会社専務取締役。
経営者のアイデアや事業を知的財産に高めるプロ。

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/
(知財に関する相談は粕川先生へ問合せください)
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<インスタントラーメンと特許・商標>
8月25日は「ラーメン記念日」だそうです。
1958年8月25日、日清食品創業者である
安藤百福が世界初のインスタントラーメン、
「チキンラーメン」を発売した日だそうで、
日清食品はこの日をラーメン記念日と制定しました。

日清食品を創業した安藤百福は台湾出身の実業家で、
台南には「意麺」という、
卵を練り込んだ麺を軽く揚げたちぢれ麺をヒントにして、
妻の揚げた天ぷらで製法を思いついたそうです。

その後1年の試行錯誤を経て誕生したのが
「チキンラーメン」だそうです。

チキンラーメンの手軽さとおいしさえ大ヒットします。
その大ヒットを見て、追随する業者が多く出てきました。

粗悪品や模造品の懸念から、
安藤はチキンラーメンの商標や特許を申請・登録し、
会社や商品の信用を守りました。

しかし、1964年には一社独占をやめ、
日本ラーメン工業協会を設立し、
メーカー各社に使用許諾を与えて
製法特許権を公開・譲渡したそうです。

このように、
特許や商標を取ることは独り占めするだけでなく、
世の中に広く良い物を広めるためにも使えるのです。
安藤百福さんはすごい人ですね。


≪粕川敏夫弁理士のご紹介≫
「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 

昭和45年:新潟県出身
平成 4年:大学在学中、弁理士試験合格(弁理士登録10387)
平成 5年:日本大学法学部法律学科卒
     :石橋特許事務所入所 弁理士登録
平成 7年:エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社 入社
     :総務部知的財産室 勤務
平成12年:東京理科大学工学部電気工学科卒
平成13年:粕川特許事務所設立 所長
     :メキキ・クリエイツ(株)取締役就任
平成20年:日本弁理士会 執行理事
平成22年:多摩美術大学非常勤講師
平成27年:日本弁理士会副会長

《企業在職中》  
平成10年:日本知的財産権協会マルチメディア・ソフトウェア委員会委員
平成11年:日本知的財産権協会特許第2委員会委員
《弁理士会》  
平成15年:日本弁理士会ソフトウェア委員会副委員長
     :日本弁理士会知的財産支援センタ第2事業部副部長
(高知県「知的財産戦略セミナー2003」を担当)
平成19年:日本弁理士会常議員
     :日本弁理士会著作権委員会委員
平成20年:日本弁理士会執行理事

《著書》
「ソフトウェア特許-ソフトウェアは特許になるか?-」
(情報処理学会Vol.39 No.05 – 008 共著)
「システム関連製品における特許侵害問題」(知財管理、共著)
「高真空スパッタによる微細孔の埋込 」(電気化学会Vol. 69. No. 10, 2001)
「デザイナー・クリエイターのための著作権マネジメント術」(オンブック出版、共著)

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 







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