発明情報や発明家情報を日々配信する発明ニュースサイト

【知財コラム】「弁理士による知財コラム」(粕川弁理士:第85回目)

新しい商標(粕川弁理士)

——————————————–
-粕川敏夫弁理士のプロフィール-
日本弁理士会 元副会長(2015年度)。粕川特許事務所代表と、
特許・商標コンサルのメキキ・クリエイツ株式会社専務取締役。
経営者のアイデアや事業を知的財産に高めるプロ。

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/
(知財に関する相談は粕川先生へ問合せください)
——————————————–

<新しい商標> 大幸薬品の正露丸のテレビCMでおなじみのラッパのメロディーと、
インテル・コーポレーション、BMWのサウンドロゴなどの
メロディーやハーモニー、リズムなど「音楽的要素のみ」で
成立する音商標が登録できるようになりました。

これは、従来の文字や図形に加え、音や動き、ホログラム、
色彩などを「新しいタイプの商標」として認めています。

これまでの総出願件数は1582件(2017年11月13日集計時点、以下同)。
そのうち音商標は567件で、194件が登録されています。

音商標には、社名や商品名など
「識別性のある言語的要素が入ったタイプ」と、
今回初めて登録が認められた
「音楽的要素のみからなるタイプ」の2種類があります。

すでに商標として登録された194件のうち、
191件が識別性のある言語的要素が入ったタイプです。

久光製薬の「ヒサミツ」というサウンドロゴや、
小林製薬の「ブルーレットおくだけ」という
メロディー付きのフレーズなどが、その一例です。

音楽的要素のみからなる音商標は現在3件です。
これらは、商標としての「識別力」の審査に時間がかかり、
なかなか登録に至らないというのが実情のようです。

大幸薬品のラッパのメロディーも、
2015年4月1日に出願し、登録まで2年半ほどかかりました。

みなさんも、これまでの文字や図形等の商標だけでなく、
これらの新しいタイプの商標も検討してみてはいかがでしょうか?


≪粕川敏夫弁理士のご紹介≫
「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 

昭和45年:新潟県出身
平成 4年:大学在学中、弁理士試験合格(弁理士登録10387)
平成 5年:日本大学法学部法律学科卒
     :石橋特許事務所入所 弁理士登録
平成 7年:エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社 入社
     :総務部知的財産室 勤務
平成12年:東京理科大学工学部電気工学科卒
平成13年:粕川特許事務所設立 所長
     :メキキ・クリエイツ(株)取締役就任
平成20年:日本弁理士会 執行理事
平成22年:多摩美術大学非常勤講師
平成27年:日本弁理士会副会長

《企業在職中》  
平成10年:日本知的財産権協会マルチメディア・ソフトウェア委員会委員
平成11年:日本知的財産権協会特許第2委員会委員
《弁理士会》  
平成15年:日本弁理士会ソフトウェア委員会副委員長
     :日本弁理士会知的財産支援センタ第2事業部副部長
(高知県「知的財産戦略セミナー2003」を担当)
平成19年:日本弁理士会常議員
     :日本弁理士会著作権委員会委員
平成20年:日本弁理士会執行理事

《著書》
「ソフトウェア特許-ソフトウェアは特許になるか?-」
(情報処理学会Vol.39 No.05 – 008 共著)
「システム関連製品における特許侵害問題」(知財管理、共著)
「高真空スパッタによる微細孔の埋込 」(電気化学会Vol. 69. No. 10, 2001)
「デザイナー・クリエイターのための著作権マネジメント術」(オンブック出版、共著)

「粕川特許事務所」:http://www.kasukawa-pat.com/ 







近況報告